12/07/2026
「繕ふ」ということ
刺し子は用の美
家族を思って刺されたものから生まれた美
何でこんな話を急に?
実は先ほど、急遽、長座布団を繕いました
15年前くらい前に母が送ってくれた長座布団
当時独身1Kの私の部屋に小学生の姪が泊まることになり、布団を買っても置き場に困るだろうからと、急遽送ってきたもの。急いで買ったからと、模様も色も何だこれ?な感じのデザインだったが、何かと便利で結婚後も使っていた。
愛娘のnana🐶を初めて我が家に迎えた日。落ち着かない様子で歩き回った後、初めて落ち着いた顔で横になったのが、その長座布団だった。以来、彼女のお気に入り(というかテリトリー)となり、私や夫が座っていると、そっと『私の場所なんで避けてもらえますか?』と言わんばかりに、空いたスペースに座り、ジリジリ動いて私たちを追い出すほど🤣
長年使用し薄くなっても捨てることもできず。三つ折りにし厚みを保ち、我家のリビング中央に鎮座してきた。本日、とうとう大きな穴が空いた。横になる前の「堀り活」に耐えられなかった模様。
はてどうするか?と手に取り考えていると、例の如く『それ私のなんで返してもらえますか?』と言いに来た🐶
破れたんだよと言いながら、針と糸を見せると理解したみたい。いつも、噛み破ったぬいぐるみを直す時も、ひとときもそばを離れず待つnana。今日も現場監督よろしく、私の作業を見守っていた。
圧を感じたし笑 早く直したい思いで、針運びは綺麗ではない。でも、本来の繕いの刺し子はこうであったのだろうなと思いながら刺した。そして、こんなに心温かく、愛情持って刺せた刺し子も初めてだったと思う。
津軽こぎん刺しも、南部菱刺しも日本三大刺し子に数えられる。この気持ちを忘れることなく刺し続けたい。