Strange Artifact

Strange Artifact Strange Artifact, 衣料品(ブランド), 東京都, Ota-kuの連絡先情報、マップ、方向、お問い合わせフォーム、営業時間、サービス、評価、写真、動画、お知らせ。

StrangeArtifact(ストレンジアーティファクト)は、革と金属で作るレザーアクセサリーブランドです。ゴシックやアンティークの世界観をベースに、架空の遺物をモチーフにしたリングやチョーカー、ブレスレットをひとつひとつ手作りしています。

素材には本革と真鍮を使用。使い込むほどに革は育ち、金属はその人だけの表情を刻んでいきます。各商品には固有の世界観とフレーバーテキストがついており、物語を持つアクセサリーを探している方に届けたいと思っています。

◆【物語り|灰帳の印章・深黒】◆紋章を継ぐはずだった、と父は言った。だが私の手にあるこれには、紋章がない。代わりに刻まれた文様の意味を、誰も教えてくれなかった。結局、身につけることはなかった。深黒のまま、しまってある。
28/08/2026

◆【物語り|灰帳の印章・深黒】◆

紋章を継ぐはずだった、と父は言った。

だが私の手にあるこれには、紋章がない。

代わりに刻まれた文様の意味を、誰も教えてくれなかった。

結局、身につけることはなかった。

深黒のまま、しまってある。

25/08/2026

レザーアクセサリーのお店です。

代表作のアーマーリングは、ひとつひとつ手作業で
革に文様を刻んでいます。

ゴシックやヴィクトリアンといった
クラシカルな世界観のもと作っています。

革に刻まれた記憶と意志を、あなたの手に。

StrangeArtifact

◆【物語り|黒爪の指輪】◆遺物目録、整理番号なし。「黒爪」という名の傭兵団に属していた者の所持品、とされている。団の名は契約書の傍注にわずかに残るのみで、本隊の記録には見当たらない。留め具に施された文様について、目録の編者は一つの推測を書き...
22/08/2026

◆【物語り|黒爪の指輪】◆

遺物目録、整理番号なし。

「黒爪」という名の傭兵団に属していた者の所持品、とされている。団の名は契約書の傍注にわずかに残るのみで、本隊の記録には見当たらない。

留め具に施された文様について、目録の編者は一つの推測を書き添えている。同じ蒐集家の手元にある、アッシェンヴェイル家の印章に施された紋様と、型がよく似ている、というものだ。

傭兵団と、滅びた家門。

どちらが先にこの文様を持っていたのかは、目録のどこにも記されていない。

所有者の名もまた、記されていない。

new item 〈道標の証・蒼月|ループタイ〉◆【物語り|道標の証・蒼月】◆辻に立つ商人に会った、という者がいる。彼はこの紐を、店先には決して吊るさなかったという。道が三つに分かれる場所でしか、役に立たないから、と。どの道を選ぶか迷ったと...
19/08/2026

new item 〈道標の証・蒼月|ループタイ〉

◆【物語り|道標の証・蒼月】◆

辻に立つ商人に会った、という者がいる。

彼はこの紐を、店先には決して吊るさなかったという。道が三つに分かれる場所でしか、役に立たないから、と。

どの道を選ぶか迷ったとき、革の面にそっと触れると、迷いがいくらか薄れるのだという。「選ばせているのか、選ぶ手伝いをしているのか、自分でもわからない」と、彼は笑っていたそうだ。

その後、彼がどの道へ向かったのかを見た者は、いない。

◆【物語り|封口の襟飾り】◆「ずっと黙ったままだ」「ああ」「あの首元の、蔓のような紋」「絡めているらしい」「何を」「言葉を」「……」
15/08/2026

◆【物語り|封口の襟飾り】◆

「ずっと黙ったままだ」

「ああ」

「あの首元の、蔓のような紋」

「絡めているらしい」

「何を」

「言葉を」

「……」

黒爪の指輪ビュキュラの輪StrangeArtifact
11/08/2026

黒爪の指輪
ビュキュラの輪

StrangeArtifact

◆【物語り|戒めの腕輪】◆”それ”は夜を呪った。”それ”はただ一人、吐き捨てるように呪詛の詩を叫び続けた。元は別の用途の革具だったが、締め方も、たるみも、”それ”の流儀のままに変わっていったという。同じ形に写したつもりでも、同じものになるこ...
03/08/2026

◆【物語り|戒めの腕輪】◆

”それ”は夜を呪った。

”それ”はただ一人、吐き捨てるように呪詛の詩を叫び続けた。

元は別の用途の革具だったが、締め方も、たるみも、”それ”の流儀のままに変わっていったという。

同じ形に写したつもりでも、同じものになることはない。

巻く者の荒々しさだけが、革に移る。

◆【物語り|ビュキュラの輪】◆「留め方が、他のとは違う」「知っている。だから手放さなかった」「壊れたらどうする」「壊れる前に、次を探す。それだけだ」言葉はそこで途切れ、あとは革の音だけが続いた。
31/07/2026

◆【物語り|ビュキュラの輪】◆

「留め方が、他のとは違う」

「知っている。だから手放さなかった」

「壊れたらどうする」

「壊れる前に、次を探す。それだけだ」

言葉はそこで途切れ、あとは革の音だけが続いた。

◆【物語り|双錠の腕輪・蒼月】◆二つ、要るのだと言われた。なぜ二つなのか、聞いても答えはなかった。片方だけでも締まるのに、もう片方を通すたび、指の癖がついていく。理由を忘れたまま、手だけが覚えている。蒼月のまま、しまってある。
27/07/2026

◆【物語り|双錠の腕輪・蒼月】◆

二つ、要るのだと言われた。

なぜ二つなのか、聞いても答えはなかった。

片方だけでも締まるのに、もう片方を通すたび、指の癖がついていく。

理由を忘れたまま、手だけが覚えている。

蒼月のまま、しまってある。

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