13/07/2026
「仕立て屋いなば」として、久しぶりの投稿です。
長文になりますが、お許しください🙇♀️
最近は趣味のおわらの投稿が多くてすみません🙇♀️
前にも一度書きましたが、おわらの着物についてのお話をさせていただきます。
和裁士の仕事してるものとしては、最高に楽しい💕仕事でした。
◎工程としては、
①デザインを考えて、紙に書いてみる
どんなモチーフを使うかどこに配置するか、自分の思いを込めての作業です。
柄は、「稲紋にすずめ」🌾
稲紋とは、
稲(いね)をモチーフにした家紋の総称です。五穀豊穣を象徴し、神に感謝を捧げる信仰的な意味合いが込められています。
私たちの地方(楽器や唄)の会の名前が
「來」なので
來とは、来るという意味を持ちますが
その由来(成り立ち)は、麦の穂が実り、左右に葉が垂れ下がっている様子を描いた象形文字なので、稲ではありますが、稲紋に
雀は楽しそうにとび、その周りを華やかにしてくる、踊り子たちに見立てました。
そして、柄の配置としては、メンバーには、私のように太ってるものもいれば、スリムな方も
長身のかた、そうでない方も。
皆さんが、柄を無理することがない、柄が変なところできれたり、重なったりしない柄付に。
②業者さんに、データを起こしてもらう
付け下げや訪問着のような絵羽模様には配置に決まりがあります。
私たち和裁士は、たとえ、絵羽物でない浴衣にしても結構な時間を費やして、柄の配置を考えます。
なので、どこに、良い柄目立つ柄を配置するかに迷いました。
また写真でも確認くださいませ。
③生地を決める
今回は越中おわらの衣装として着ること、各自が洗濯する事を考えて、ポリエステルを選びました。
④マス見本をチェック
実際の生地に、腰回りのデザインがプリント、色見本も一緒にプリントされてくるので、微妙な色味を決める。
⑤プリント開始
⑥仕立て
⑦帯選び
男性は献上博多の柄の綿のもの
価格を抑えるために、ポリエステルか、綿を悩みましたが、滑りにくい物をことで、アイボリー色に
女性は同じく献上博多の絹のもの
にしました。生成り色に
⭐️ 「博多献上(博多献上柄)」とは、福岡県の伝統工芸品「博多織」を代表する代表的な柄、およびその柄をあしらった織物のことです。江戸時代に筑前藩主の黒田長政が徳川幕府へ献上したことに由来します。
そんなわけで、こんな感じに仕上がりました。